HOMECDレヴュー>第29回



CDレヴュー
〜初心者に送るオススメ!?ギター・アルバム〜







■第29回■    「WHEELS OF FIRE」    CREAM




「WHEELS OF FIRE」  CREAM DISK ONE 1.WHITE ROOM
2.SITTING ON TOP OF THE WORLD
3.PASSING THE TIME
4.AS YOU SAID
5.PRESSED RAT AND WARTHOG
6.POLITICIAN
7.THOSE WERE THE DAYS
8.BORN UNDER A BAD SIGN
9.DESERTED CITIES OF THE HEART
DISK TWO 1.CROSSROADS
2.SPOONFUL
3.TRAINTIME
4.TOAD

ロック史上最強のトリオの’68年発表の3rdアルバムです。と同時に彼らの最高傑作にして名盤中
の名盤とも言われています。

ギタリストはもちろんあのエリック・クラプトンですがブルースというイメージの強い彼が同じくブルー
スで名声を得ていたジンジャー・ベイカー、ジャック・ブルースと組んだこのバンドではブルースのみ
ならず幅広い音楽性を聴かせてくれています。

このバンドの醍醐味といえば3人のプレイのせめぎ合いからくる渾身のインタープレイ(即興演奏)で
しょう。

スタジオ録音のDisk1とライブ録音のDisk2からなるダブル・アルバムというアルバム構成は当時は
画期的でその中でも特にDisk2のライブでは上述した熱演がたっぷり聴けます。

ただいかんせん年代が古いので団塊の世代ならともかく、今の若いキッズなんかはピンとこないかも
・・・というのは正直なところ。

曲名も「ねずみといのしし」とか「政治家」なんていうおおよそロックらしくないタイトルも今ではありえな
いですよね。

ですがロックギターの基本テクニックを学ぶには最適だし、ブルースを基本としながらもジャズの要素
もとりこんだ歴史に残る名演、しかも歴史上もっとも偉大なギタリストのひとりであるクラプトンのプレイ
ですからこれはもう聴くしかないでしょう!

ちなみにこのアルバムから1の「ホワイト・ルーム」という名曲が生まれていますがこの曲はソロにワ
ウを使っていて聞き取り難いのでそういう意味では初心者はコピーしづらいかもしれませんがワウを
使ったプレイの参考に大いになると思います。

それとDisk2でのロバート・ジョンソンのカバー「クロスロード」は必聴です!この曲でのクラプトンのプ
レイは歴史的名演と言われています。ありがたく拝聴させて頂きましょう。




参考音源  
曲名をクリックして下さい。

As You Said           邦題「おまえがいうように」
Those Were The Days    比較的ロックなナンバー


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