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CDレヴュー
〜初心者に送るオススメ!?ギター・アルバム〜







■第10回■    「WINGER」    WINGER




1.MADALAINE
2.HUNGRY
3.SEVENTEEN
4.WITHOUT THE NIGHT
5.PURPLE HAZE
6.STATE OF EMERGENCY
7.TIME TO SURRENDER
8.POISON ANGEL
9.HANGIN ON
10.HEADED FOR A HEARTBREAK

やっとこのコーナーも2桁回数に到達出来ました!一応プチ祝と言う事で。(笑)まだまだこんなも
んじゃないぜ!ドンドン行くぜぃいえ〜☆と曲りなりにもメタル系の音楽を扱うサイトの管理人らしく
悪な言葉で景気付けて、さて第10回です。

今回はいずれは紹介しないといけないな、いつにしようかと考えていた1枚、アメリカの技巧派集団
WINGERの1stアルバム「WINGER」の紹介です。それと言うのも管理人の私、レブと言う名前もこの
WINGERのギタリスト、レブ・ビーチから頂いたからなのです。

このバンド、アリス・クーパーのバンドで活躍していてバンド名にもなっているVo、Bのキップ・ウィン
ガーを中心に同じくアリス・クーパーバンドで活躍していたG、Keyのポール・テイラー、チャカ・カー
ンやハワード・ジョーンズなどのセッション活動をしていたGのレブ・ビーチにデキシー・ドレッグスで
の活動で知られるロッド・モーゲンスタインを加える形で87年後半頃にスタートしています。

サポートメンバーやセッションでの活動で腕を磨いて来たプレイヤーばかりなのでその技術は折り
紙付きです。

その中でも気になるのはギターですが、ギタリストが2人いるもののレブのギターの方がフューチ
ャー度は高いようです。

ポールはと言えばギターだけでなくKeyも弾いたりバンドへの貢献度こそ高いですが、ことギターに
関してはあまり派手にアピールする場はなかったように思います。

従ってキッズに対するイメージも地味にならざるを得なかった訳で、実は彼はレブに匹敵する実力
の持ち主ではないか?と言われていただけにその点は非常に残念です。

レブのギターですがセッション出身と言う事で流石に正確無比なプレイを聴かせてくれます。

中でも彼の武器はといえば流れるようなタッピングが挙げられるでしょう。彼のタッピングの特徴とし
て彼はプレイ中殆ど小指を使わないこともあり、その小指の代わり左手の延長としての意味合いで
使うようなスタイルのようで、ラインも比較的音程差のあまりないフレーズが多いようです。

後「ミュートの鬼」と言われるだけあってミュートの技術も凄いものがあるらしいですが僕にはそこま
ではよく分かりません。(爆)でもそこら辺を少しでもモノに出来るように日々聴きこんでいます。

内容に話を移すと曲は16ビート系に代表されるリズム的にフックが効いた曲が中心ですがサウン
ド的に加工された感があるのでLAメタルな雰囲気に包まれていると思うし,Voもハイトーンでのシャ
ウトも多くてメタリックな印象です。

若干、バランスよく曲が収録されているにも係わらずアルバム全体が平たく感じるような気がします
がハイパーなソロプレイあり、オイシイリフありのこのアルバム。機会があれば一聴を・・・。

さきほど書いたようにバッキングの細かい弾き方を学ぶには最高だし、そこら辺に注意して聴いて見
るのも手ですよ!




参考音源

Madalaine             東京ライブですね
Seventeen             冒頭のタッピングがレブの代名詞
Headed For A Heartbreak   マイナー・メロなバラード


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