■第25回■ 「ARE YOU GONNA GO MY WAY」 LENNY KRAVITZ
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1.ARE YOU GONNA GO MY WAY
2.BELIEVE
3.COME ON AND LOVE ME
4.HEAVEN HELP
5.JUST BE A WOMAN
6.IS THERE ANY LOVE IN YOUR HEART
7.BLACK GIRL
8.MY LOVE
9.SUGAR |
10.SISTER
11.ELEUTHERIA |
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アメリカ発のリアル・ロッカー、レニー・クラヴィッツの93年発表の3ndアルバムですね。
このコーナーでも度々書いてる通り、90年代に入りシーンは原点回帰や自身の音楽的ルーツに
対する敬意、あるいはそれを見つめなおす動きがアーティストの中にも見られる訳ですが、必然的
に楽曲にもそういったものが現れ始め、ちょとしたムーブメントの様相を呈してきます。
レニーはこうしたムーブメントの中注目され始め、このアルバムでブレイクを果たすのでした。結果
的にムーブメントの波に乗った形ですが決して時代に迎合した訳ではなく、時代が彼に追いついた
のは言うまでもありません。
GUNS N’ROSESの時にも書きましたがその楽曲同様ファッションも影響を与え、そのルックスはオ
ールドファンには懐かしさを、また若いファンには新鮮さを与えた事でしょう。実際今時のキッズには
共通するものを感じます。
サウンドに話を移すとメタル界のそういった流れとはまた違った場所にいたレニーですがここでも60
〜70年代のテイストの濃さが分かり易いサウンドですね。
レニーはVoはもちろんGも弾くんですが比較的ソロは苦手らしく、もっぱらそちらはもう一人のGの
クレイグ・ロスに任せてるようです。
その中でギター的に特にオススメなのが1と2ですね〜取り立ててハイテクがあるわけでもなくオー
ソドックスなブルース的なプレイが楽しめて、ビギナーにも十分トライできる難易度です。
彼について語られる時に良く出るバンドがレッド・ツェッペリンですが、私自身はっきり言ってそういう
のは(勉強不足なもので)あまりよく分からないのですがホウフツとされるプレイはあるような気がし
ます。さっきも書いたように2のソロなんかはまさに天国の階段のそれですね。
あまりロック然としたというよりもマイルドなナンバーも多いですがいろんな意味で60〜70年代の息
吹が感じられるアルバムなので今時の若いキッズには特に聴いて欲しいアルバムです。
参考音源 曲名をクリックして下さい。
ARE YOU GONNA GO MY WAY とにかくかっこいい! |