■第24回■ 「ANGELS CRY」 ANGRA
|
|
1.UNFINISHED ALLEGRO
2.CARRY ON
3.TIME
4.ANGELS CRY
5.STAND AWAY
6.NEVER UNDERSTAND
7.WUTHERING HEIGHTS
8.STREETS OF TOMORROW
9.EVIL WARNING |
10.LASTING CHILD
T THE PARTING WORDS
U RENAISSANCE |
|
ブラジル出身の5人組ANGRAの93年発表のデヴューアルバムです。これも僕にしては珍しくなん
の情報もなくいきなり買った新人のアルバムのひとつです。
このバンド、当時日本でも人気の高かったブラジル産メタルバンド「VAIPER」を脱退したばかりのVo
アンドレ・マトスが中心になって結成されたバンドですが、今や押しも押されぬ人気バンドになった感
がありますね〜。
このアルバムもアンドレが殆どの曲を手がけていて、アンドレのクラシカル趣味が色濃く出ています。
そういった意味では次作以降で聴けるブラジリアン・テイストはGのラファエルとの共作曲では感じら
れるものの、幾分控えめです。
クラシカルとはいうものの、イングヴェイのようなバロック調とはまた違うクラシカルさが感じられるし、
プログレッシブな要素も感じられて一筋縄ではいかない技巧派集団な一面も伺えます。(ていうか超
技巧派集団なんですけどね 笑)
Gはハイパー・テクニシャンのキコ・ルーレイロと作曲面でも貢献しているラファエル・ビッテンコートの
二人ということでここはやはりキコについて少し書いてみます。
この人、現在最高峰のテクニシャンの一人という事でとにかく何から書いていいか分からない位上手
いです。そりゃあ速いわ上手いわ何でも出来るわで・・・。(笑)
奏法DVDなどを見る限りではピッキング技、タッピング技に目を奪われました。ジャジーな部分もあり
、プログレッシブな曲にも対応出来る能力、恐るべしです!
ほんとコピー出来る人なんかいるのかな〜と思っちゃいますよ。ましてやバンドでとなると・・・。末恐ろ
しや。
ちなみにこのアルバムにはケイト・ブッシュのカバー「嵐が丘」が収録されています。
某から騒ぎ番組のテーマにオリジナルが使われているので耳にした人も多いと思いますがそちらの
方も是非一聴を。
参考音源 曲名をクリックして下さい。
Carry On オープニングを飾る疾走チューン
Angels Cry ハード&スピーディーなタイトル曲
Stand Away クラシカルで壮大なナンバー |