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〜初心者に送るオススメ!?ギター・アルバム〜








■第8回■    「Stand In Line」    IMPELLITTERI





「Stand In Line」  IMPELLITTERI 1.STAND IN LINE
2.SINCE YOU’VE BEEN GONE
3.SECRET LOVER
4.SOMEWHERE OVER THE RAINBOW
5.TONIGHT I FLY
6.WHITE AND PERFECT
7.LEVIATHAN
8.GOODNIGHT AND GODDBYE
9.PLAYING WITH FIRE

続いて行きましょう第8回です。今回紹介するのは”世界一速く弾く男”クリス・インペリテリ擁するイ
ンペリテリの「Stand In Line」です。

正確にはHR/HM界ではロニー・ジェイムス・ディオと並ぶ大物ヴォーカリスト、グラハム・ボネットが
当時まだまだ一部のマニアの間でのみ話題となっていたクリスと組んだバンドと言う事で当初は「グ
ラハムの新バンド」という意味で注目が集まっていたと言った方が正しいようです。

逆にこのグラハムと組む事で一般のHR/HMファンにも彼の名前が広く知れ渡ったんではないでしょ
うか。

以前にも書いた様にイングヴェイ登場以降ギターテクニックはとどまる事を知らず、上昇していく訳で
すが、そんな中で最終兵器として登場したのがレーサーXのポール・ギルバートなら速さに対しての
最終兵器はこのクリス・インペリテリでしょう。

そのプレイと言ったら只々凄いの一言で開いた口が塞がりません。いや〜速い速い!今でこそオー
ルマイティーな凄腕ぶりを見せる彼ですが、この頃はひたすら誰よりも速く!って感じで強引なほど
の速弾きをこれでもかっと聴かてくれています。ここまでいたるところで弾きまくってくれると気持ちよ
ささえ感じますね〜。

このアルバムは88年に発表されたバンドとしては2ndですが、別のメンバーとレコーディングした1
stミニアルバムが日本では未発表だったので事実上日本でのデヴュー作でこれもHR/HMを聴き出
した頃に友人に聴かせて貰っていた中の1枚です。

’88年と言う時分のアメリカ音楽シーンはさきほど書いたギターテクニック戦国時代も末期に差し掛
かり、人々の興味もギターテクニックから離れ、むしろ拒絶反応さえ出ていた頃ですから好奇な目で
見られかなり辛い思いをしたようです。

「今時速弾きなんでダサい・・・。」「もうバカテクギタリストはいいや・・・。」なんて空気がシーンに流れ
出した頃ですから無理も無いんですがそういう意味では彼も悲運のギタリストと言えるかもしれませ
ん。

内容はと言うと楽曲の質はそんなに高くないかもしれませんが基本的にクラシカルな王道HMで聴き
易い曲ばかりです。

只、問題はプレイ同様楽曲があまりにもイングヴェイと似すぎていた事でこれも彼が好奇の目で見
られたひとつの原因かも知れません。

当時の雑誌でもイングヴェイと舌戦を繰り広げたと紙面を賑わせていたと聞きます。あっちが「俺が
先にあのスタイルを始めた。」と言っている。こっちは「いや、俺だ!」って言ってたぞ!ってね。

それを抜きにしてもその速さ・上手さは紛れもなく本物だし、速さの関しては「世界一」なのでその頂
点を極めた速さを体感するだけでも聴いてみる価値があると思います。これからミュージシャンとし
て成長する前の若き日の彼を感じると言う意味でも・・・。

脱線しましたがアルバムにはオリジナルと共に2曲のカヴァーが収められています。グラハム在籍
時の名曲2とオズの魔法使いで有名な4です。

これは後にクリス曰く「グラハムがヘヴィーすぎるからとか色んな理由でオリジナルをやりたがらな
いので収録曲が足りなくなってしまったから」なんだとか。この2曲はいらないような気もしないでは
ないですが・・・?。

オススメはクリスのブリブリな速弾きを聴くなら前述した2と4に加え、1なんかもいいんではないでし
ょうか。最後に言っておきます、くれぐれもビギナーは聴くだけにしておいてください。




参考音源

Stand In Line             オープニングを飾るタイトル曲
Somewhere over the rainbow  有名な曲のカバーですがここまで・・・
Since You've Been Gone      レインボーのカバーですがHMチックですね


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