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20世紀最強のロック・バンド、レッド・ツェッペリンの年発表の4枚目であり、最高傑作にしてロック史に
燦然と輝く名盤中の名盤。その称号ははロック・ギター史にとってもそうであり、重要な役割を果たす
一枚であることはいうまでもありません。
「W」と呼んでいるものの、厳密にはこのアルバムにはタイトルはおろかバンド名もクレジットされてい
ません。なので便宜上4枚目のアルバムということで「W」と呼ぶのが一般的です。
アーティスト表記については発売当時のレコード・ジャケットの内側に四つのマークが印刷されてい
るので「シンボルズ」と呼ぶ人もいます。これについてはこの四つのマークがバンドのメンバーを表し
ているのではとする説もあります。
後にジミー・ペイジが語ったところによると当時バンドは評論家筋に不評で何をやってもケチョンケチョ
ンにけなされていたそうです。そこでバンドは「なんの先入観もなしに音だけで評価してほしい」と渋る
レコード会社を説得し、バンド名もアルバム・タイトルもないジャケットでアルバムを発表しますが、そ
のバンド側の一世一代の賭けも空しく評価は最悪だったそうです。
そういう経緯とはうらはらにアルバムは大ヒット。その後も長く愛され続け、ロック史上一、二を争う大
名盤となったのです。
1.や2.といったバンドを語る上で絶対に外せない名曲と並んでロック史上最も有名な曲といっても
いい4.が収録されているのもこのアルバムの重要性を物語っています。
ロック・ギター奏法という観点からも、リフ・ソロとも歴史に残る名演が収録され、アレンジという意味で
も非凡なものを見せ付けたこのアルバム、一度は聴いておいて下さい。
このバンドがやった事がその後のハード・ロックの道標、彼らの歩いたあとに歴史の道が拓ける・・・
「四の五の言わずに聴け!」級の必聴盤です。
参考音源 曲名をクリックして下さい。
ブラック・ドッグ アルバムのオープニング・ナンバー
ロックンロール タイトル通りシンプルなロックンロールの雛型
天国への階段 歴史に残る超名曲 |