■第4回■ 「TELL NO TAILES」 TNT
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1.EVERYONE’S A STAR
2.10,000 LOVERS (IN ONE)
3.AS FAR AS THE EYE CAN SEE
4.SAPPHIRE
5.CHILD’S PLAY
6.SMOOTH SYNCOPATION
7.LISTEN TO YOUR HEART
8.DESPERATE NIGHT
9.NORTHERN LIGHTS |
10.INCIPITS
11.TELL NO TALES |
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第4回の今回紹介するのは出ました北欧!(笑)その中でも屈指の透明感あるサウンドを持つノル
ウェー出身のバンド、TNTです。
ギターを始めた頃、また別の友人からたくさんのHR/HMのバンドを教えてもらってました。その中
でもお気に入りがこのバンドです。
数ある北欧のメタルバンドの中でもこのバンド程「透明感」という言葉を引き合いに出されるバンド
はいないんじゃないでしょうか。
母国では一枚リリースしていてそれを含めると三枚目となるものの、事実上のこれが2ndです。
このアルバムの後、バンドサウンドの集大成、最高傑作と呼ばれる作品をリリースする前夜的アル
バムで、この時点で次回作に通ずるスタイルを垣間見れます。
独特のリズム感で繰り出されるギター・リフ、重低音でたたみこんでくるドラム、曲の合間に印象的
に奏でられるキーボード、最強のハイトーンヴォイスでバンドサウンドの象徴となっているヴォーカ
ル、派手さはないもののしっかりとバンドの屋台骨を支えているベース、その全てが完璧に融合し
ています。
楽曲も聞き易くて耳に心地よく馴染んで一度聴いたら忘れません。さてギターのロニー・ル・テクロ、
この人のギターはかなり個性的で、ヤング・ギターでも「ロック界最高のペテン師」と呼ばれるくらい
独特のプレイを聴かせてくれています。
かと言って取っ付き難い訳ではなく、トリッキーな技をキャッチーな楽曲に効果的に織り交ぜてくれ
ています。
ソロもコンパクトなものが多くて逆に心に残ります。そんなソロプレイの中でもロニーの代名詞的な
プレイがミュートした状態でのマシンガンプレイで、これがまた気持ちいいんです!
この人のマシンガンプレイは他の人と違ってこれまた独特で、トリッキーなコロコロしたサウンドが
特徴ですね!これが手強い。(汗)リフはキャッチーで一見(耳?)オーソドックスなようで独特なリ
ズム感のあるリフが聴けてコピーするのが楽しいです!
全体的に歌もの中心ですが何曲か小曲が収められていて、その中でギター的に注目なのが4の
「SAPPHIRE」で、前述したクラシカルなマシンガンプレイが聴けます。オイシイのでコピーする価値
ありですよ!
難易度的にはソロプレイは初心者にはキツイですがリフ、バッキングなら練習次第でなんとかなる
かも知れないので、チャレンジしてみるのもいいかも?
ちなみにこのバンド、初期の頃はアルバムタイトルに「T」「N」「T」の文字が効果的に使われてるの
は有名ですね!
参考音源
EVERYONE'S A STAR ヘヴィーなリフとハイトーンVoがキモ
10,000 LOVERS (IN ONE) キャッチーな彼らの代表曲
TELL NO TALES アルバム中最もHMらしい曲 |